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【各社報道記事によせて・・】
無差別で安易な出生前親子鑑定にはルールが絶対に必要と感じている。
弊所においても堕胎目的の出生前親子鑑定は一切受件していない。
だが現実は、出生前DNA診断によりダウン症や視聴覚障害と判断された授胎児の堕胎
手術は年々増加傾向にある。
イギリス医学会のデータによると出生前診断により堕胎される件数は12%を超えている。
国内では数的公表の義務がないため、暗黙化により胎児の抹殺が行われている。
現実の日本での状況はイギリスのそれより、はるかに上回ると推認される。
障害者団体から障害者の人権を踏みにじるものであると指摘されているにも関わらず、
一向に進展せずにいる。
インターネット上でも各有名病院が今後期待できる産婦人科医療市場に成長するで
あろうと出生前遺伝子診断受付中と大々的に宣伝を行っている。
日本産婦人科科学会と日本人類遺伝学会は歯止めの効かない出生前DNA診断による
堕胎手術に関して「会告」を出したが現実とかけ離れた事案として置き去りにされている。
遺伝子研究の暗黒時代を考慮しても人種差別や優等生の産み分けに繋がる、出生前
診断や親子鑑定は禁止すべきである。
しかし、弊所は民間鑑定所の意味合いから出生前親子鑑定の問い合わせが近年急増
していると実感せざるおえない。
多くの問い合わせを受ける弊所では、懸念される女性の無節操な性行為により父親を
特定する認知問題(希望しない父と判断後は堕胎)は、極て少ないと感じている。
以下は、本年度、弊所相談案件別表を示す。
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2006年9月&10月弊所調べ
相談)基本サンプル条件
1)
匿名による電話相談は省く
2)
2回以上の相談案件を採用
3)
現在保留中/係争中のものは省く
相談)カテゴリー別内訳
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A) 産み分けによる相談 |
2件 |
10% |
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B) 事件案件(強姦等) |
1件 |
1% |
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C) 民事(調停/家裁)案件 |
6件 |
27% |
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D) 交際関係 |
11件 |
48% |
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E) その他 |
3件 |
14% |
相談)採用サンプル数 合計 23件 |
<相談案件別グラフ>
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<相談問い合わせ男女別対比>
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上記の通り、出生前親子鑑定に関しての問い合わせは、圧倒的に男性からの方が
多い。
内容は・・
「自分の交際相手女性が妊娠した。交際相手に確信がもてない、だから確認したい」
・・である。
交際相手の女性を同伴し弊所に来所し相談を受けるケースも珍しくない。
相談をする女性達が最初に聞くことは、自分の体に起こる不幸な真実内容を聞いて
くる。
(いったい何をされ、受胎児に受ける影響はなにか・・・である)
(間違っても女性の相談者から、開口一番に値段と納期は?などと聞かれたことはない)
(女性からの相談では受胎児は間違なく彼だ・・・しかし彼が鑑定しろと言う・・・と)
この実際に相談を受ける現場での現実を、どう捉えているのだろうか・・・
それでも、ふしだらな女が悪い、そんな子供は堕胎してしまえと言うのだろうか?
それこそ、人種の差別や優等生の産み分けに繋がるのではないだろうか?
海外のように女性が一人で出産、育児を行える環境を整備できれば、このような鑑定は
自然淘汰され縮小方向へ進むと考えられる。
確固たるデータの把握をおこない、抽出された問題点を多くの人々に問う
それこそが尊敬するDNA学者ジェームス・D・ワトソンが唱えた
「われわれにとって遺伝とはなにか」
「どんな未来にしたいのか」
ではないかと思うところである
(2006/11/28佐々木知也) |