指紋鑑定

指紋の検出

 

【指紋の検出】

 

指紋を採取する方法で一般的に、よく知られているのが

「粉末法」では、ないでしょうか ?

指紋の検出

 

 アルミニウムなどの白色の粉末をパタパタとつけ

指紋を採取しているシーンはテレビや映画等でお馴染みですよね

 

【潜在遺留指紋の検出】

 

事件現場から発見される指紋は「現場指紋」と呼ばれています

 

その発見された指紋群から関係者のものを除いた指紋が

警察から発表される「現場指紋」です←狭い意味です

 

指紋検出の現場では、残された指紋を「遺留指紋」と呼びます

肉眼で確認できる遺留指紋を「顕在指紋」と呼びます

この見える「顕在指紋」は、そのままゼラチン紙に転写するか、

特殊撮影方法を使用し採取されます

 

肉眼で見えない遺留指紋を「潜在指紋」と呼び

さまざまな検出方法で採取されます

 

【潜在遺留指紋の検出方法】

 

数ある検出方法の一部、代表的な検出方法をご紹介いたします

 

 

   
「粉末法」 ・極微細の粉末をヒト分泌物に付着させ指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・アルミニウム粉 ・石松子 ・カーボンBK
  ・インディゴ ・蛍光粉 ・その他多数種
   
使用方法 ・ブラッシング法 ・軽打法 ・震動法
   
採取方法 ・ゼラチン転写法 ・写真撮影法
   

 

【粉末法・遺留指掌紋の検出器具】
指紋鑑定-粉末試薬 指紋鑑定-刷毛

試薬も本当にたくさんの種類が存在しますが
検出器具もたくさんの種類があります
粉末法に使用される刷毛・・これだけでも数十種類・・存在します
うさぎの毛でできた刷毛から、最高級の羽毛刷毛、磁気性刷毛など
  さまざまです (各状況により選択し使い分けされるのです)

 

 

 

   
液体法 ・ヒト分泌成分に化学反応を呈起させ指紋検出する方法
  ・試薬をヒト分泌成分に付着させ指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・ニンヒドリン法 ・硝酸銀法 ・ベンジン法 ・DFO法 
   
使用方法 ・塗布法 ・噴霧法 ・浸漬法
   
採取方法 ・写真撮影法
   

 

   
気体法 ・気化試薬と分泌成分に化学反応を呈起させ検出する方法
   
粉末の種類 ・ヨウ素法 ・シアノアクリレート法
   
使用方法 ・暴露法
   
採取方法 ・写真撮影法
   

 

   
「レーザー法」 ・特殊試薬して照射して黄色に呈色し指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・アルゴンレーザー法  ・ヘリウムレーザー法
   
使用方法 ・塗布/噴霧後、照射 ・シアノアクリレート法・ニンヒドリン法
   
採取方法 ・写真撮影法
   

 

 

   
「番外編」 ・ヒト分泌成分に金蒸着し反射電子モードで分析する
   
粉末の種類 ・低真空型走査型電子顕微鏡法
   
使用方法 ・顕微鏡画像データ
   
利 点 ・40年前の資料から採取した報告もある
難 点 ・高額検査 ・検査時間
   

 

   
「番外編」 ・基本試薬を主軸に検出感度を上げ指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・ニンヒドリン法→塩化亜鉛処理→レーザー法→写真撮影
   
使用方法 ・蛍光写真撮影
   
利 点 ・ニンヒドリン法で不鮮明指紋な場合でも可視化可能
   
   

 

   
「応用編1」 ・基本試薬を主軸に検出感度を上げ指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・ニンヒドリン法→塩化亜鉛処理→レーザー法→写真撮影
   
使用方法 ・蛍光写真撮影
   
利 点 ・ニンヒドリン法で不鮮明指紋な場合でも可視化可能
   

 

   
「応用編2」 ・基本試薬を主軸に検出感度を上げ指紋検出する方法
   
粉末の種類 ・シアノ法→蛍光染色処理→レーザー法→写真撮影
   
使用方法 ・蛍光写真撮影
   
利 点 ・検体背景に文字や黒塗があっても可視化可能
   

 

 

※各検査用試薬は、生化学によりヒト証明に則った調合を行います。

このような科学的な指紋採取方法により「紙」や「布」 「シリコン加工の新建材」

などからも指紋採取が可能になって来ているのです

 

 

少し前の映画や小説等で指紋採取が絶対不可能として登場していた

「人体に着いた指紋採取」は「科捜研OBの益子先生」が研究開発 した

「四酸化ルテニウム」という科学物質を気化させて指紋を浮かび上がらせる

新しい指紋検出試薬のお陰で指紋採取が可能となり、

天下のFBIやSIS等に正式採用され、世界中の指紋鑑定業務で使用されています。

 

[Developer]

検屍官シリーズのパトリシア・コーンウェルさんの小説や

アメリカのドラマCSIシリーズにも度々登場しています

 

一般の方々には、あまり知られていませんが

現在、世界の科学捜査現場で使用されている数々の科学技術は

日本の科捜研-研究者や警察庁-犯罪鑑識官が開発したものが

・・・本当に多いんです。(^^v