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【実験屋(分析屋)と法科学者の違い!】
ある自動車部品製作会社から血痕鑑定の依頼がありました。
ことは重大化し裁判まで発展する勢いでした。
自動車メーカーに納品した部品に「血痕が付着していた」と自動車メーカーがクレームを起こし、メーカーが日本屈指の実験施設へ分析を依頼。
分析結果は人血、0型と判定され、納品した部品会社に謝罪と法外な値引きを要求、部品会社は出荷前検品の結果は、問題は無かったと説明しましたが、自動車メーカーは一歩も引かず、挙げくに提訴の構えまで示していました。
困り果てた部品会社社長が弊所に来所、再鑑定することになりました。
問題のクレーム物は全て破壊検査を行ったため、あるのは写真と実験屋の報告書のみ。
警察OBの法科学者なら検査に全てを使用することはありません。(法的根拠を考慮)
困り果てて元科警研ボスに相談すると・・・一言、「このシミ、虫だね、蚊、かな」(笑
(・・・直ぐに部品メーカに確認すると・・・)
(エアーカーテンと目視検査システムにより、物理的にあり得ません・・・との返答)
(て、ことは、・・・メーカーサイドの先走りかぁ〜)
状況を推測すると↓
(な・なんなだ、このシミわぁ〜、分析に出して調べてもらぇ〜)
(血、人血です。・・・な、なにぃ〜・・・仕入れ先よべ〜、今すぐによべぇ〜)
(知らないと言っていますが・・・な、なんだとぉ〜・・・ひでぇ〜会社だぁ〜)
ラボ全員で、頭にきている取引先を説得する方法とは、協議の結果(実験!←キッパリ)
全ての事象を実験してその結果をみせることになりました。
そのために・・・・「蚊」買ってきましたよ50匹、それと実験用血液を600cc買いました。
・・・「蚊」の血液付着実験20回、手と靴に付けた血液付着実験20回・・・
(ドタバタ実験になったことは、あえて書かなくても・・・想像した以上苦戦しました^^;)
(ラボを閉め切り白衣を着た男女が[うりぁ〜]とか[うぉぉ]とか[うきゃ〜]とかあらゆる悲鳴を響かせていました)
実験屋の報告書にある検査前の写真と弊所で実験した結果写真を並べると・・
文章は、まったく必要では、ありませんでした。(誰が見ても蚊による血痕でした)
そして、交通事故鑑定の技法を併用し、出荷前の現場状況の再現実験を行いました。
その結果、異業務によるインスペクションシステムにより出荷時間違いなくシミは無かったことを理論的に証明しました。
血痕鑑定の結果と状況精査の結果を判断すると、完全梱包後に発生したシミと推認されました。(つまり納品した後、開封後のシミ)
この血痕鑑定の梱包後に発生したシミを証明したことにより、部品工場は品質管理、衛生管理、人事管理も高レベルにあることが連鎖証明され優良納品先の地位を獲得しました。
そして悲鳴軍団には・・・頂いちゃいました宮崎マンゴー^^
法科学の神髄とは・・・「人間力」・・・なんです^^
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