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  血痕鑑定/ 血痕分析( 血液型/血痕分析/血痕の性別判定/実験屋と法科学者の違い )

 

【血痕鑑定・血痕分析・血液鑑定】

個人識別に用いられる血痕分析・血痕鑑定は

血痕や体液斑痕など、決定的な証拠において高い解析能力を持ち

 

真実を裏付ける最新の科学捜査方法なのです

 

【血液型】

1901年カール・ラントシュタイナー(オーストリア生物学者)によって論文発表されたのが、ABO式血液型です。

 

(小ネタ=何で血液型はABCではなくABOなの?←メールでの質問)

(発表前のラントシュタイナーの論文にはABC型と書いてあります)

(当時AB型はまだ未発見でした)

(1901年の論文には、A=A抗原を持つ種 B=B抗原を持つ種 O=どちらも持たない種)

(Oとはゼロを意味していました。発表時に論文を読んだ研究者達がO=オーと読んだため)

(O=ゼロ型は、O=オー型となったのです^^)

(ABO式=エービーオー式とは読みません、ABO式検査=アボ式検査と読みます)

(ジャックバウワーも叫んでいましたよね、アボは何だったぁ〜とね^^)

 

この研究は、人の血液を赤血球と血清とに分けて、それぞれの赤血球と血清を別々に混ぜると凝集する組み合わせと凝集しない組み合わせがある事で明らかにされました。

輸血にとって最重要な意味を持つこの発見により、カール・ラントシュタイナーは1930年、ノーベル生理学・医学賞を受けています。

 

一般的には血液型と言うときにはABO式を指すことが多いのですが、現在では百種類以上の血液型が発見されています。

 

また、これらの研究が当初、血液より発見されたために「血液型」と呼ばれていますが、「人のすべての、体液」=「汗・唾・精液・・・・・」などからの識別が可能なために、科学捜査では重要とされている個人識別方法です。

(現場に血痕も無いのに、血液型が一致、と出てくる場合、ほとんどが↑の結果です^^)

 

検査の方法はABO式検査、ルイス式血液型検査、MN式血液型検査、P式血液型検査など各資料の状況によって使い分けされています。

日.本人におけるABO式血液型の出現頻.度は、およそA型40%、0型30%、B型20%、AB型10%です。

これだけでは個人識別の精度は高くありませんが、検査に必要な鮮度と十分な量の資料があるなどの条件が整えば、かなり高い精度の個人識別が可能となります。

 

【血痕からの性別判定】

現在はDNA型検査で“AMEL”と言う遺伝子座を検査することで(X、Y)を判定することが容易に可能になっています。

また、塩酸キナクリンを使用すると、Y染色体が色別変化し、この変化を観察することにより、男性か女性かの判定も可能になります。

また、目先を変えて、特別な検査方法を使用すると、成人と胎児、妊婦なども判定可能になります。(災害現場などで装備される検査方法です)

 

【実験屋(分析屋)と法科学者の違い!】

ある自動車部品製作会社から血痕鑑定の依頼がありました。

ことは重大化し裁判まで発展する勢いでした。

自動車メーカーに納品した部品に「血痕が付着していた」と自動車メーカーがクレームを起こし、メーカーが日本屈指の実験施設へ分析を依頼。

分析結果は人血、0型と判定され、納品した部品会社に謝罪と法外な値引きを要求、部品会社は出荷前検品の結果は、問題は無かったと説明しましたが、自動車メーカーは一歩も引かず、挙げくに提訴の構えまで示していました。

 

困り果てた部品会社社長が弊所に来所、再鑑定することになりました。

問題のクレーム物は全て破壊検査を行ったため、あるのは写真と実験屋の報告書のみ。

警察OBの法科学者なら検査に全てを使用することはありません。(法的根拠を考慮)

 

困り果てて元科警研ボスに相談すると・・・一言、「このシミ、虫だね、蚊、かな」(笑

 

(・・・直ぐに部品メーカに確認すると・・・)

(エアーカーテンと目視検査システムにより、物理的にあり得ません・・・との返答)

 

(て、ことは、・・・メーカーサイドの先走りかぁ〜)

状況を推測すると↓

(な・なんなだ、このシミわぁ〜、分析に出して調べてもらぇ〜)

(血、人血です。・・・な、なにぃ〜・・・仕入れ先よべ〜、今すぐによべぇ〜)

(知らないと言っていますが・・・な、なんだとぉ〜・・・ひでぇ〜会社だぁ〜)

 

ラボ全員で、頭にきている取引先を説得する方法とは、協議の結果(実験!←キッパリ)

全ての事象を実験してその結果をみせることになりました。

そのために・・・・「蚊」買ってきましたよ50匹、それと実験用血液を600cc買いました。

・・・「蚊」の血液付着実験20回、手と靴に付けた血液付着実験20回・・・

(ドタバタ実験になったことは、あえて書かなくても・・・想像した以上苦戦しました^^;)

(ラボを閉め切り白衣を着た男女が[うりぁ〜]とか[うぉぉ]とか[うきゃ〜]とかあらゆる悲鳴を響かせていました)

 

実験屋の報告書にある検査前の写真と弊所で実験した結果写真を並べると・・

文章は、まったく必要では、ありませんでした。(誰が見ても蚊による血痕でした)

そして、交通事故鑑定の技法を併用し、出荷前の現場状況の再現実験を行いました。

その結果、異業務によるインスペクションシステムにより出荷時間違いなくシミは無かったことを理論的に証明しました。

 

血痕鑑定の結果と状況精査の結果を判断すると、完全梱包後に発生したシミと推認されました。(つまり納品した後、開封後のシミ)

 

この血痕鑑定の梱包後に発生したシミを証明したことにより、部品工場は品質管理、衛生管理、人事管理も高レベルにあることが連鎖証明され優良納品先の地位を獲得しました。

 

そして悲鳴軍団には・・・頂いちゃいました宮崎マンゴー^^

 

法科学の神髄とは・・・「人間力」・・・なんです^^

 

 

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