科学鑑定は法科学鑑定研究所

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法科学鑑定研究所
 

 

 

 

 

     鑑定人の世界

 

(鑑定世界の住人が・・・少しだけご紹介します。)

 

【鑑定人の世界】

 

現在活躍されている鑑定人の方々の世界は大きく別けると

3種類の方々により構成されています。

 

 

【1種類目の方々 / 開業鑑定人】

一般的に「開業鑑定人 」と呼ばれ、独学や関連した業界経験により鑑定学を学び鑑定人

と乗っていらっしゃる方々です。

 

この方々の最大のメリットは鑑定費用の安さにあります。

デメリットは研究経験値が少ない(まったく無い)為に信頼度に欠ける点にあります。

裁判証拠としては専門家ではないから不向きなはずなのに何故か・・・

沢山いらっしゃいます。

 

交通事故鑑定では、損保代理店をしながら鑑定の世界を勉強し鑑定人と名乗る方々や

損保向け専門の素人鑑定会社も数多く存在します。

(物理や工学の知識もまったくない元暴○族のインチキ交通事故鑑定人なんかも居ます)

 

筆跡鑑定の世界では「あなたも筆跡鑑定人として独立出来ます!」を謳い文句に

フランチャイズを募るインチキ会社まであります。

 

また、この開業鑑定人の中には「鑑定士」「鑑定官」を名乗る方々もおいでですが、鑑定士

の士業は存在せずインチキであり、鑑定官は現職警察官のみの呼び方です。

ですから、自らインチキ鑑定人を名乗っています。

 

本当に研究熱心で素晴らしい鑑定人も稀に居るいですが、

ど〜しようもない嘘つき鑑定人も多数存在します。

◇ ◇ ◇

Q:

なぜ、そのような、偽鑑定人が多数いるのですか?

A:

以前までは、筆跡鑑定人や指紋鑑定人、など各鑑定人は警察関係者だけでした。

 

ですから対警察になる刑事事件などの鑑定には、引き受ける鑑定人が、ほとんど

 

いませんでした。

 

約20年前、ある法律事務所が苦肉の策として「示談屋」を鑑定人に仕立てたのです。

 

理由は裁判の期間を延ばし、他に打つ手を模索する時間が必要だったからです。

 

また、損保会社などでは、保険金支払いを拒否するために「営業員」を鑑定人に仕立

 

て、いかにも専門家の様に扱いました。

 

そして、巷にボロ儲けの噂が流れ偽鑑定人口が急激に膨れたのでした。

 

ですが、現在の様に裁判のスピード化、民事案件の増大化などの状況になると、

 

メッキ張りの鑑定書では、すぐに負けの判決が出てしまいます。

 

また本物の研究者が多く卒業(定年)して来ており偽鑑定人は居所を失ったのです。

 

職を失った偽鑑定人たちは新たな市場を目指せざる負えない状況に陥ったのです。

 

ある者は廃業、ある者は探偵と結託、ある者はFCや塾を、ある者はTVや書籍を・・

【2種類目の方々 / 研究者鑑定人】

大学の研究者や専門機関で技術部門を担当していた方々の集団です。

この方々の特徴は前筆、集団としましたが一匹狼的に行動し鑑定業務も最初の検査から

鑑定書の作成まで1人もしくは少人数で行う方が多い点です。

 

メリットは細部に渡る研究報告書が必要な時、威力を発揮します。

デメリットは納期が読めない点と費用の高さが上げられます。

 

個人的に尊敬する交通事故鑑定人で成蹊大工学部教授だった江守一郎先生などが有名

です。(模型実験と理論を結びつけた大家で交通事故鑑定の基礎を築きました。)96年に

惜しくも永眠されてしまいました。

 

ですが、たくさんの方々の鑑定書を観る機会に恵めれている私たちは、ただの卓上理論

ナントカ(こうゆう方々は肩書き命!)もいることを付け足さなければなりません。

 

【3種類目の方々 / 警察OB鑑定人】

警察のOBの方々です。大きな括りですが実は多彩な顔ぶれが揃います。

理科系専門職の技官OBから職人鑑識OBまで、じつに様々です。

 

裁判等の証拠資料は、ほとんどこの方々達が鑑定人として記載されています。

何度か案件を法廷で御一緒したり、法廷を拝見させて頂くと本当に色々な鑑定人が居る

な〜と思ってしまいます。

 

特に印象に残っている鑑定人をご紹介すると、

1人目の先生・・鑑定書の内容は「ま〜ok程度」ですがこの先生、体・でかい・・・声・でか

い・・・証人喚問で先方弁護士に内容の説明を求めらても 全然動じません、

内心「先生カッコイ〜」と叫んでしまいました。

この先生、警察現役時代は研究業務のリーダー的存在で法廷経験も数多いとのこと、

やっぱり一味違うな〜と関心したものでした。

 

次の鑑定人さんは、警察OBなのに警察を敵に回す刑事案件の鑑定を受けて法廷に出て

きた先生・・TVなどにもしばしば登場していたので期待していました。

以前の仲間を敵に回し大きなリスクを背負って受件したのですから「鑑定ヲタ」の私としては

鑑定書の中身が気にならないはずは有りません。

 

おもいっきり期待に胸膨らませ拝見する機会に恵まれ・・内容を読み出すと・・も〜がっかり

しました。

期待していただけに落ち込み方は凄かったと記憶しています。

 

【有力な先生方】

信頼度の高い先生方は有力企業などから資金援助を受け自研究に打ち込んでいる方が

多く、ここ一番の鑑定業務では企業側からの依頼を受け鑑定書を上げてきます。

 

又、資金援助などを受けずに鑑定を行っている方々は基本的に裁判所からの依頼や有力

な紹介者がいない場合は受件していません。

(企業絡みで10億超える民事案件の鑑定は、いつも同じ顔ぶれの方々・・・苦笑)

 

「ちゃんとした鑑定人さん」は有力企業や各団体に囲われており、一般民事案件などに

登場する機会はほとんどないのですょぉ。

 

(日本には世界的に著名な先生方が、実は本当にたくさんいるんです。)

 

「ちゃんとした鑑定人さん」は民事案件では無理かと言うと、そうでもないのです。

(数はかなり少ないです)

 

そういった先生方に、なんで民事案件やるの?と・・聞いた事ありますが、皆さんバラバラ

でした。(職人的な回答が多かったですよ・・・(*´▽`*)

 

【日本の鑑定事情】

結論として「ちゃんとした鑑定人さん」の絶対数が足りないから、

ニセモノ鑑定人や嘘つき鑑定人がはびこっているのです。

 

(公平なはずの司法上で、なんでこんな鑑定書・・・通るの??本当に良く感じます)

 

これが現在の日本の状況なのですょ。 (>_<)

 

(アメリカやドイツ等の鑑定先進国では、権威ある団体や組織が鑑定士の資格導入してい

ます。早く日本も立ち上がらないと・・・・増える民事案件に対応出来なくなりますょ〜。)

 

 

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