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街鑑定人と法科学鑑定人の違い
街鑑定人の筆跡鑑定方法 VS 法科学鑑定人の鑑定方法
街鑑定人の作成した鑑定書は、いずれも基本的には
資料間にある同形の文字・偏旁を比較し、その類似性あるいは相違性を観察し
異同識別を行なうという「※いわゆる伝統的な鑑定方法」が採用されています。
しかし、文字を読むという点から筆跡を考えると同文字種は
類似性を有するから、読むことが出来るのです。
したがって、同文字種は異なる記載者間でも類似性を有している事になります。
類似性あるいは、相違性という事象だけで筆跡の異同識別を行なう事は
同文字として有する類似性を含め異同識別する事ということになります。
そのため、鑑定人の自由な心証によって鑑定が行なわれた場合
鑑定結果を恣意的に操作できるのです。
※いわゆる伝統的な筆跡鑑定法
= 小学校時代、習字の時間に添削された、
そう、あれ、です。
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┌ 1文字づつ(1:1)同文字の比較を行います ┐ |
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けっして悪とは思いません。
でも、この方法で筆跡鑑定ですって出されたら・・・私なら、かなり怒ります。
だって書は、だれが書いても桜です。 だ・か・ら「さくら」って読めるのです。
個人の手書き文字の筆跡は変化することが科学的に証明されています。
変化の要因は、外的病気の関節炎や、内的病気の胃腸炎、経年による場合、
または、心理的な要因による場合や、誰かの筆跡を真似た偽筆などにより変化します。
・・・なのに・・・
なぜ、同一種の文字だけで
、筆者識別出来てしまうのでしょうか?
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そこで、わたし、お会いしてみました。 |
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・・・ネットに出ている○○鑑定人さんに・・・ |
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(裁判案件の筆跡鑑定を、沢山されているようです?) |
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回答は、 |
「文字形態や送筆・運筆の・・・・φ(..;)ふむふむ」 |
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「ですから、この文字の終筆が違うから別の人です」 |
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「なんで、この文字の終筆が違うだけで解るんですか・・・・(‥;)?」 |
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「個人の特徴が出ているからです!」 |
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「その、個人の特徴の根拠を教えて下さい?」 |
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それは・・・ |
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「わたしの経験と勘によるものです・・・・φ(・_・;)あれっ?」 |
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それって、科学じゃないじゃん! |
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...┐(
-"-)┌...やれやれ |
こうゆう方々の鑑定書を拝見すると支離滅裂です。
一番多いのが、「希少性」とか「筆脈」を乱発している鑑定書
希少性が明確に出ている・・とか 希少性が全く同じ・・とか 筆脈が一致する・・とか
じゃぁ、その希少性の根拠を説明して下さいと求めると・・なぜか怒り出します。^^ぷぷ
根拠とか基準なんか無いんですもん・・ただ似てるとか似てないだけ・・(゜ヘ゜;) ウーンw
それに、筆脈って・・筆順と似意でしょ・・筆順が同じだから、同じ人の筆跡なんだぁ〜
おいキミ・・信じないのかい・・私の鑑定は良く当たるんです....ヾ(゚д゚;?)ォィォィ
(>_<☆バキθ=( ̄ヘ ̄#)o占いかぃ
科警研や科捜研など、法科学の筆跡鑑定の世界では
同形の文字のみでの筆者識別は行いません。
たくさんの鑑定資料文字から文字本来の要素を排除し
記載者を識別できる特徴を客観的に抽出する方法として
科学的な筆跡標本を基にした固有特徴の指摘法や数値解析法などを検討しています。
つまり、何を基準として、希少性、恒常性と言われる筆跡個性を特徴として捉えたのか
その基準とは、どのような条件によって、どう変化し出現するものなのか
その基準とは客観的・公平的なものなのかどうか
など、「鑑定の根拠」を示し、検討されるのです。
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┌ 法科学の筆跡鑑定では(1:全文字)を比較検討します ┐ |
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法科学の筆跡鑑定は一般の方々に
筆跡資料と対照資料との比較のみで、結果が得られると誤解されていますが
調査や実験で得たデータ、あるいは収集された多くの資料を検討することで
はじめて信憑性の高い鑑定結果が得られるのです。
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街鑑定人の経験力 VS 法科学鑑定人の経験力
筆跡鑑定人を選別する場合、その筆跡鑑定人の”経験力”を選考基準にする方は多いと思われます。
では、その筆跡鑑定人に必要な”経験力”とはどの様なことでしょうか。
一般の私たちが求める、鑑定人に必要な”経験力”とは「専門性」ではないでしょうか?
だって、「専門家=鑑定人」と、誰でもそう思いますよね。
ですがこの筆跡鑑定人の世界、ちょっと違っています。
街鑑定人の作成した鑑定書には、現在までの経歴や鑑定数などの記載があります。
内容は、筆跡鑑定を何処で習得したか、今までの経歴などが多くの頁を占めています。
また、鑑定書には、今までに100件の筆跡鑑定を行った”的”表現が用いられています。
つまり、今までに”たくさん”鑑定をしたんだよ、と書かれているのです。
(これだけ、書いてあると・・・あれ!専門家?・・・でも何か変!学術的経験は?ないの)
法科学鑑定人の鑑定書は、実にあっさり書かれているものが、ほとんどです。
科警研や科捜研など、法科学
の筆跡鑑定人の考える”経験力”とは、調査や実験によって得られる実質的な研究事実に関する専門的事象を”経験力”と考え鑑定書に記載されています。
簡単に説明すれば筆跡鑑定の「基本研究」や「実験報告」です。
(専門研究家ですから・・・・学術的経験が本当に沢山あります)
街鑑定人の言う「私は経験豊富」という経験がどのような経験かは、私には不明です。
法科学鑑定人は”官”の基礎習得時代に、「筆跡鑑定人としての必要な経験」とは、
「多くの人々の理解が得られるものでなくてはならない」
と・・・叩き込まれるのだそうです。
また、”官”の鑑定人としてデビューすると、法廷に待ち受けているのは・・・
そう・・・痛いところに塩を浴びせて来るような凄腕弁護士達です。
どんなに科学的に公平に、鑑定書を作成しても
”官”の鑑定人だからと、徹底的に追求されます。
その為に、中途半端な”経験や勘”じゃ対抗できません。
より高度に、より科学的に、より解りやすく、と鍛え上げられて行くのです。
この”経験力”の違いが、鑑定書での違いに出てくるのです。
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