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      科学的分析法  
 

 

  科学的分析方法

 
 

ヒトの目で見えない筆跡や筆跡痕跡、偽装された文字の識別は

客観的な測定を行う科学的な手法・方法を行うことで識別が可能になります。

 

 

ヒト個人識別に有効な情報を的確に捉えることが出来ます。

 

 
   

 統計資料による科学識別法

鑑定対象となる文字(文書)を予め整理し分析処理します。

その分析後、筆者の同一性を論じるため、

対象となる文字(文書)データ比較を行います。

文字(文書)の特徴点が出現する割合を統計的に比較し

同一性の確率を弾き出していきます。

・・筆跡統計資料とは・・

このデータベースは数多くの筆者から収集し統計的に収録/分析されたものです。

木へんの縦画の終筆を(はねる)(とめる)の出現率

  はねる とめる
68.3% 28.3%
59.7% 27.0%

右ばらいの字画の終筆を(はらう)(とめる)の出現率

  はらう とめる
81.7% 18.3%
74.0% 26.0%
運筆状態と字画形態の出現確率
  左上から 垂直方向 水平方向 右上から 点字
60.5% 0.0% 9.0% 8.9% 21.6%
74.3% 13.6% 6.9% 3.6% 1.8%

鑑定対象となる文字の書き方を分類し

それらの出現率や特異的な状態の出現状況などをデータ比較化する事により

筆者による文字特徴の希少性や同一性を検証出来ます。

 

 光学解析による筆跡鑑定の方法

偽造された文字や意識的に変更された筆跡

また不明文字の解析に有効とされる手法です。

光学解析には

「赤外線検査法」「紫外線解析法」「蛍光検査法」「斜光検査法」

などの方法があます。

例えば、後書きされた筆跡や木へんの終筆がとめるに見える物でも

光学解析の手法を取ると明らかに出来ます。

普通写真 赤外線領域撮影 赤色除去画像

斜光検査

 

 顕微鏡解析による筆跡鑑定の方法

顕微鏡による解析って・・・→

こんなんじゃ、ありません。

どっかのHPに、これにモニターつけて出てますが・・・(笑

科学捜査や科学解析で使われる顕微鏡は、左右2台の顕微鏡を

同時に扱い、分割画像の重ね合わせも瞬時に行います。

ズーム・フォーカス・フィルターチェンジなど全て電動可変します。

(サイズも大きく、ちょっとガンダム系です^^よね)

観察台も電動で可変することにより

斜光線照明検査やUV照明検査などの光学検査も、瞬時に行います

 

また電動ですから、ミクロン単位の可変が可能になります。

 

この顕微鏡により得た画像データを3D解析ソフトを使用し画像工学処理を行います

目視検査では不可能だった検査を可能にし、研究者に衝撃を与えた顕微鏡です

 

筆跡だけでなく、指紋や遺留物、微物解析など、さまざま様々な場面で使用されます。

 

FBIに早期導入され、数々の犯罪解明に貢献し

海外の科学捜査ドラマにも頻繁に登場する、最新の科学捜査機材です。

 

同じボールペンで書かれた文字

 

上の画像はライカ製・顕微鏡+インク成分反応する特殊光線をあてた画像

この画像だけで、いくつもの事実が判明する

縦線と横線は別人
  筆跡速度の違いが判明する
  ペンと紙の入射角度が違う(筆圧も違う)
横線は、後から、書き足されたもの
  書き順が判明する
インクの劣化が同じ
  つまり、同じ時間帯で偽装した文字

すごくないですか?^^;

 

法科学用に開発された特殊顕微鏡は超高額ですが判明のレベルが桁違いです。

 

 

 科学解析による筆圧痕検査の方法

筆圧痕の鑑定方法は、射光線法による顕微鏡検査のみで行われていました

現在、最も有効で科学的な技術がこの静電検出装置を使用する方法です

 

裁判資料などに登場する筆圧痕の解析には”ESDA”という

静電検出装置を使用し検査が行われています

肉眼による目視検査では、識別できない

疑問文書などに後から手が加えられたかどうか、などや

疑問文書に残された前の頁の文字、残された文書のわずかな痕跡も逃しません

 

1.特殊フィルムを被せる 3.静電気を発する 5.前の頁に書かれた文字

(※行程2と4は非公開です)

 

この静電検出装置は筆圧痕をフィルムで証拠として残せます

つまり検査物にダメージを与えない、非破壊検査が可能なのです

ですから、この静電検出装置は科学捜査の、さまざまな場面で登場します

 

文書類に残された微細な圧力でも検出してしまいます

 

例えば、疑問印刷物でのプリンターの機種判定

プリンターやコピー機には紙を排出するためのローラーが存在します

このローラーは、メーカーや型、製造年代、工場などによって差違が存在します

この違いを、検査することで

プリンターやコピー機を判定しようと研究が進められています

これらの研究が進めば、犯罪などで用いられる紙の識別に大きく貢献します

 

偽文書や偽小切手・遺言状・契約書・脅迫状など、さまざまな場面に登場し

真実を暴く最新の科学捜査技術なのです
 

 科学成分分析による筆跡鑑定の方法

筆記具、インク類、用紙などの鑑定に有効とされる手法です。

 

加筆などの疑いがある文字からインク等を取り出し

科学成分分析し真偽の判定を行います

 

また使用された疑問文書の紙、そのもをの分析し

その紙が同じ物か否かや、劣化分析を行うことで、どの年代の紙かも識別可能です

 

加筆などの疑いがある文書に残された「文字」が

同じ筆跡器具を使用したものなか否かの判定には

破壊検査である「高速液体クロマトグラフ(HPLC)」を使用します。

島津製作所−LC-2010HT

この検査方法は極性の低い物質も成分鑑別出来ることから

筆跡器具の筆跡時期(経年変化)の比較検査も可能になります。

 

検査資料の状態により

「赤外分光法(IR)」や「蛍光X線回析」、「ラマン分光法」

などの分析検査も登場します。

 Thermo社製 FT-IR Nicolet 6700 (フーリエ・赤外分光・ラマン分光)
CSI−科学捜査班に頻繁に登場していたモデル・・ずいぶん有名になりました。

 

みな同じに見えるボールペンでも、分析検査を行えば

かなりの精度で識別することが可能になります

 

後書きや付け足し文字など、さまざまな場面に登場し真実を暴きます

 

 

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