塗装&塗膜片からの科学分析
車両痕跡や接触部分から塗装・塗膜片を科学分析し真実を導きだします

交通事故の際、遺留物として車体に残るキズ(衝突痕)や塗膜片
その塗料成分を分析し、その結果から特定車両の判別、衝突プロセスを探ります
【塗装/塗膜片より車種の特定は可能か?】
警 察 : 特定
は可能!(科警研に車種・年式別、データがある)
(科警研には膨大な量の車種別年識別塗膜データがあります)
(ひき逃げや事故後逃走は絶対にムリです)
◇◇◇
民 間 : 特定は不可能
! (但し異同識別は可能。)
(この車両のココと、あの車両のココが接触した!←可能)
(この車両のココと、あのバイクのココが間違いなく接触した!←可能)
(この車両のココと、あの電柱のココが間違いなく接触した!←可能)
◇◇◇
交通事故では最初の小さな接触が大事故に発展するケースが多いのです。
この初期接触を探るためにも、塗膜分析が必要不可欠なのです。
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塗装の構造は、以下の3層からなっている。
上塗り(厚さ30〜50um)中塗り(厚さ30〜35um)下塗り(厚さ20〜25um)
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上塗り : |
熱硬化性アクリル樹脂塗料 |
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中塗り : |
アルキド樹脂塗料 |
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下塗り : |
エポキシ樹脂塗料 |
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塗装は車種・年式・部位によって異なり、同色車両でも成分に違いがでる。
同一車両でも生産時期、生産工場により成分の違いがでる。
また、車両使用環境、使用頻度や日焼けなどで成分の違いがでる。
この成分を分析することで、車両の特定が可能になります。
(分析の精度は、かなり高く、事故後偽装しても容易に識別が可能です)
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分析方法は採取された検査資料に赤外線を照射して吸収率をの違いを見る
「赤外線スペクトル法」、「走査型電子顕微鏡による断面の観察検査法」、
顕微鏡に付随する「エネルギー分散型マイクロアナライザ」による検査法、
(細い電子線を照射して、放出されるX線を測定)
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赤外線スペクトル(模式) |
エネルギー分散型マイクロアナライザ(模式) |
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などの検査法を用い塗料の元素分析を行い車両の特定を行ないます。
これらの分析は様々場面で登場します。
人身事故での運転者と歩行者の場合、歩行者被服からの塗膜片を検出し、
分析することにより、正確な衝突位置、衝突方向なども解析可能になります。
安全速度航行中に走行軌道が急に乱れ、反対車線などに飛び出し、対面衝
突事故を起こした車両を、くまなく分析すると、車体下部に衝突箇所を発見す
る場合も多く、その衝突箇所の成分を分析し初期接触物を解明し、交通事故
の真実を探って行きます。
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