交通事故解析ソフト
複雑化する交通事故をより解りやすくする手法として
コンピューター・シミュレーション・ソフトが
登場してきました

交通事故解析ソフトは約10年ほど前に登場し世界中で研究が進められています
代表的な解析ソフトとしてPC-クラッシュ(PC-crash)、計測システムとしてサイラックスシステム(Cyrax
System)などが有名です。
実際に裁判用資料として、出回り出したのは、ここ1〜2年だと思います。
これらのソフトの最大の特徴は、画像の美しさ、動画機能が附随されている、など実際の事故を視覚的に表現出来ることから、一般の人々に受け入れられやすいと考えられています。
平成22年から施行される「裁判員制度」を考慮し、各科学警察研究所での採用実験も開始されました。
【悪用される交通事故解析ソフト】
このシステムを最初に鑑定書として作成を始めた会社が現れました。
損保系列の鑑定会社(以前にもご説明した素人鑑定人集団)です。
私の育った年代はアニメ、ヒーロー物、CG、映画と、こと画像に関しては、一考ある世代です。
ですから個人として、これらのシミュレーション・ソフトには、深い思い入れが有ったために、悪用された鑑定書内でこれらの画像を発見したときは、かなりショックを受けました。

先にも述べました通り、これらの交通事故解析ソフトは、まだまだ研究の余地が多く発展途上のソフトなのです。
そもそも、交通事故はシュミレーションソフトで想定している条件よりも遙かに多くの要素が複雑に絡み合って発生し、衝突の過程で様々な物理現象を惹起します。
具体例を挙げれば、衝突時に車体は衝撃で浮揚することが多いのですが、どのように浮揚したのか、といった過程についてこのソフトでは明らかにされていません。
その他にも、路面の状態や、タイヤの摩耗状況・等々、入力項目に無い、様々な諸条件が存在するのです。
しかしながら、このソフトにこれらの弱点があるからと言って全否定は出来ません。
ここに、彼らは目を付けました。
(なんとも・・・したたかと言うか・・・そんなに保険金払いたくないのでしょうか・・・)
お解かりかとは思いますが、各事項を自由な裁量で鑑定が行なわれた場合、鑑定結果を恣意的に操作できてしまうのです。
(ナウシカに出てくる巨神兵みたいに・・・出てくるのが早いよぉ〜><)
(2〜3回、大きな鑑定して、溶けて無くなるなよぉぉ〜)
【交通事故解析ソフトの成功例】
私がこれまでに見たPC-クラッシュの成功事例で最も感嘆したのは、新○県警科学捜査研究所が行った解析です。
ソフト自体が持つ弱点を、緻密な確証実験で補い、見事なまでに事故発生原因を突き止めていました。
PC-クラッシュに限らず、解析ソフト全般に於いて言えることですが、交通事故解析に於いては、如何なるソフトであってもそれは完全ではなく、使用する側の力量によって大きく結果が異なるものなのです。
交通事故解析で最後にものを言うのは、「人間力」、なのかも知れません
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